E1−12 生活−健康−老臭について


 

  発言番号:005

  発言者 :権藤 拓也

  題名  :老臭(或いは老醜)について

  登録日時:97/05/09 12:54

 

 老人ホーム、特に特養老人ホーム等に行くと、実際は臭いは無いのに何となく臭いがしているような気がします。病院で入院患者を見舞う時などにも、性質は違いますが、何か臭いでない臭いを感ずることがあります。勿論、病院では便所には尿瓶があって尿を蓄積していますからその臭いは当然ですし、その他消毒薬などもろもろの臭いの発生源はあるわけです。老人ホームでは、おむつなどの汚物処理施設など相当に酷い臭いの発生源はある筈ですが、実際には大変清潔で臭いというものはありません。にもかかわらず雰囲気として臭いを感ずるのは何故でしょうか。

 榛名の老人ホームの近くにあるガソリンスタンドでは、時折大変な年寄りが新聞などを読んでいるのを見かけます。この老人はこのスタンドの先代の主人で、もう84歳になりますが一時脳卒中で倒れたのがここまで回復したのだと息子の今の経営者から聞かされました。不精髭が1センチ近くも伸び着ているものはよれよれで、新宿駅あたりのホームレスとあまり変わりはありません。ホームレスと違って異臭は勿論無いのですが、それでも何となく臭うような感じがします。全く気のせいであることは判っているのですが、何故でしょうか。この老人とは30年以前から付き合っていましたが、話好きで、榛名地方でのいろいろな噂話や旨いもの、昔からのしきたりや珍しい話をよく聞かせてくれました。この老人とは今はもうちゃんとした話はできなくなりました。老臭ではなく老醜というべきなのでしょうか。

 NHKのテレビで、女流日本画家の小倉遊亀さんの日常生活をみました。101歳の今でも、立派な絵を描かれていることに感心しましたが、お召し物もきちんと隙もなく化粧もキリリと立派でした。しかしそれでも、年老いていらっしゃるという感慨拭えませんでした。老醜では勿論なく、むしろまだ女性の色気すら残っているというのにです。

 私も東京都からシルバーパスを貰えるようになって、都営地下鉄やバスを有り難く利用させて貰っています。バスに乗って気がつくのは、老人が多いことです。(自分のことは棚にあげますが。)観察していると、いかにも老人じみている人と、年寄りではあるけれどすっきりと気持ちのよい人の二通りがあることがわかります。年をとっても老いを感じさせない人、暖かいお婆ちゃま、心温まる風景です。

 新聞広告をみて「健康」という雑誌の5月号を買ってきました。「老臭」をきれいに消す消臭術という記事があったからです。その記事は次のように始まっています。

 「赤ちゃんには赤ちゃんらしい臭いがあるように、老年期にもまた独特の臭いがあるといわれます。では、老年期の臭い「老臭」の正体とは何なのか? 不快な臭いだとすれば、上手に消す方法は?」

 そして、里帰りの孫を抱き上げて「くさーい」と逃げられてしまったオジイチャンの体験談が載っていました。

 記事の要点と多少のコメントを付け加えると次のとおりです。

・「老臭」の原因

 

1.便の臭い − 高齢になると、腸内菌叢でビフィズス菌などの善玉菌が減り、大腸菌などの悪玉菌が優勢となって、インドールやスカトールなどの悪臭物質が出来やすい。

 

2.口臭 − 虫歯、歯周病、歯垢、タバコのヤニその他舌苔や唾液など。

 

3.体臭 − 内臓機能や新陳代謝の衰えによって、不潔でもなく病的でもないのに特有の体臭となる。

 

・「老臭」の処置法

 

1.緑茶に含まれるカテキンをとると、便の中の悪臭物質が減り、口臭を抑え、体臭を消すことができる。朝昼晩の食事時に2杯すつ、10時と3時にも1杯ずつ、1日に合計8杯程は飲むこと。1杯の緑茶に含まれるカテキンの量は、上等の煎茶でも番茶でも大きな差はないが、カテキンのほとんどは1〜2煎目にとけだすので、3煎目以降は文字どおりの「出がらし」で消臭効果は期待できない。

 緑茶(100g300円程度)20〜30gをお茶パックなどに詰めて湯船に入れ、風呂をたてる緑茶風呂も効果が高い。

 

2.口臭は最大の「老臭」の原因かもしれません。これは歯の治療をしっかりすることと、毎日毎食後の歯磨きをキチンとすることに尽きます。特に歯周病、歯垢は本人は気がつかないけれど「老臭」を振りまいているのかも。

 歯の磨き方にはちょっとしたコツがあり、本人は磨いている積もりでも効果が全くないこともあるようなので、歯医者などに指導してもらうのがよいと思います。私の中学での同級生が有楽町の交通会館の3階で歯科医院を開いております(酒井医院)が、私も酒井君から歯の磨き方を初めて教わったように思います。教えられた通りに忠実に実行すると歯周病(いわゆる歯槽膿漏)が軽快して褒められますが、少し手を抜くと駄目ですね。やはり、若い頃と違って体の各部品のメンテナンスにはいつも気を使っていないといけないようです。

 

 以上、近頃多少気になっていたことのご報告です。電車の中などで、隣に座っていた若い女性などにさりげなく立たれてしまうようなことがないように、身の回りのことに気配りをしなければいけないなと思っていますが。

 何かのご参考にでもなれば。

 

 

  発言番号:006(005へのコメント)

  発言者 :巌 隆吉

  題名  :老臭(或いは老醜)について

  登録日時:97/05/09 22:00

 

  確かに「老いに伴う臭い」は無くしたいものですね。

  お説のとうり、その臭いも本当に出ている臭いと、全く臭いは無くとも感じさせる臭いがありますが...。

  口臭とか、体臭とかは大いに工夫して、何としてでも無くすよう努力したいものです。緑茶が良いとの由、出来るだけお茶を飲むとか実行したいものです。

  老いによって感じる臭いを無くすためには、どうするべきかですが、それは極力「若さ」を保つことが第一だと思います。そのためには、我々パソコン仲間のように、色んなことに挑戦すれば、可能であると思いますしまた、老いれば老いる程身綺麗にすべきでしょう。小倉遊亀さんのように絶えずキチンとしたいものです。もっとも遊亀さんはお孫さんたちが周りで相当面倒を見ておられるようにも見受けられましたが、私たちも出来るだけ自分自身で身綺麗にしましょう。

  それにしても、遊亀さんの絵は大したものですね。今年はそのカレンダーをめくっていますが、感心しています。彼女から見ますと我々の描く絵は全く幼稚なので、まだまだ精進したいものです。

  同じ様に感じましたのでコメントを入れました。

 

 

    発言番号:699

    発言者  :権藤  卓也

    題名    :再び老臭について

    登録日時:99/07/09 14:29

 

  このメッセージは、正確には[(1)社会参加コーナー #5 老臭(或いは老醜)について 97/05/09 )]または[ (5)井戸端会議室 #492 中高年のオシャレについて 98/11/23 )]、およびこれらのコメントに対するコメントなのですが、いかにも日にちが経ちすぎているので、独立のメッセージとしました。

 過去の発言は、実際に存在する老人臭だけでなく、老人の持つ雰囲気、立ち居振舞い、身なりなどから発散する老人臭さを問題にしたものでした。最近の新聞で老人の臭気を取り上げた記事を見ましたのでお知らせします。

 読売新聞の土曜日の連載記事に「超高齢時代」というのがあって、7月3日は『「加齢臭」に挑む』でした。

 高齢者には独特の体臭があり、これが原因で嫌われたり果ては自殺したりという例をあげ、この高齢者を悩ます体臭の主な原因を発見し、しかも四十代から増えていることを突き止めた資生堂研究所の研究者の業績が紹介されています。

 「成人の男女21人の協力を得て、人間の鼻に感じる程度の微量の臭気を、特殊な超精密測定技術で調べた。30歳以下では目立たなかった「パルミトオレイン酸」という脂肪酸が、40歳代を過ぎると男女共に急上昇していた。70歳代では実に30歳代の十倍にも上がった。

 この脂肪酸は、時間が経つと皮膚の細菌や中高年で増える過酸化脂質によって分解され、嫌な体臭成分「ノネナール」を発生させる。青臭さと脂臭さを併せ持つた物質で、よく言われるろうそくのにおいや古い背広のにおい、地下室の古本のにおいとも一致している。

 中高年臭の犯人物質特定と、その発生メカニズムの解明は意外にも世界で初めてで、資生堂の研究者はこれに「加齢臭」という立派な名前を付けた。

 同社は早速、酸化防止剤と抗菌剤、それに香料を若干配合した生活改善商品を開発して9月にスプレーやローションなどで発売する。元々は社会的に活躍している中高年向けに開発した商品だが、高齢者施設やヘルパーからの予想を超えた反響に驚いている。

 感覚的にとられがちな体臭だが、固有の指紋があるように、個々人はみな違った体臭を持っている。しかも特別な遺伝子群によってコントロールされている。人間の細胞には約8万種とも10万種ともいわれる遺伝子があるが、そのうちたった一つの遺伝子が突然変異を起こしても体臭が変わるという。

 体臭は、こうした遺伝子や人種、男女差によって支配される「生まれつき」のにおいと、生活様式や文化、病気や緊張、食物、薬などによる「社会的」名においがミックスされている。更に生活環境や香水などが付加されて人間は複雑なにおいを醸している。それだけに中高年の体臭は個性とも、人生の履歴書ともいえる。

 一口に体臭というが、お年寄りの周辺から嫌なにおいが除去できたらどんなに救われる人がいることか。プライドや自信を取り戻し、生活の質向上ができるようになる。この履歴書が個性になるか、人生後半の足かせとなるか。加齢臭が、超高齢時代の新たな課題として浮上してきた。」

 ここで出てくるパルミトオレイン酸というのは、それほど特別なものではなく、普通にある脂肪酸です。化学辞典によれば、CH3(CH2)5-CH=CH(CH2)7COOH の構造式を持ち、オレイン酸に似ています。動植物油に広く分布し、タラ肝油、イワシ油、ニシン油などの海産動物油は15〜20%含有しており、哺乳動物の肝臓の脂質には6〜8%、乳脂には3〜4%含まれているそうです。オレイン酸はオリーブ油や牛脂などに普通に大量に含まれている代表的な不飽和脂肪酸で、酸素で容易に酸化されて腐臭を発生します。パルミトオレイン酸も同じ不飽和脂肪酸ですから、これも酸化されやすく悪臭を放つことになるのでしょう。

 こんな酸化されやすい物質が増えてくるのが老臭の原因であるとすれば、いつも風呂に入って洗い流し、清潔な下着に取り替えて、さっぱりとしていれば大丈夫ということでしょうか。

 老醜というのは、老臭だけでなく、生活の姿勢、人生への取り組みの意欲などの積極的な生き方に関係するものだろうと思います。お互い、がんばってさわやかに人生を楽しもうではありませんか。

 

 

    発言番号:705

    発言者  :権藤  卓也

    題名    :抗菌・防臭肌着が人気

    登録日時:99/07/13 23:04

 

くさーいオジサンも安心!

 東京新聞にこんな記事がありました(7月17日)。 何かオジサンの臭いを気にさせるというか、不安をかきたてるような記事でした。内容は消臭機能を持つ肌着と靴下が発売されてヒット商品になっているということなのですが。

 

1.紳士用肌着「デオグリーン」

 グンゼがこの春から発売。肌着の生地に植物性の成分を含ませて、汗の脂肪酸が分解されて発生するにおい成分を生地上で吸着、無臭成分に変える消臭機能がある。植物成分は企業秘密だが、消臭効果は100回ぐらいの洗濯に耐えるという。U首シャツ(Mサイズ)が千五百円。

 

2.抗菌靴下「シルバーコート」

 ナイガイがこの春から発売。銀メッキ繊維と綿糸を編み込んで、銀イオンによって水虫の白癬菌の増殖を抑え、足の衛生状態を改善し蒸れやにおいを薄めるという。100回の洗濯後も効果が持続する。800−2000円と通常のものより割高。