E1−4 生活−健康−老人力とは


 

  発言番号:429

    発言者  :山内  健男  

    題名    :老人力

   登録日時:98.9.23.14:37

 

 老人力という新語をご存知ですか。これは、「物忘れ、繰り言、ため息等従来、ぼけ、ヨイヨイ、耄碌として忌避されていた現象に潜むとされる未知の力」ということで、南伸坊、藤森照伸両氏によって発見、命名されたといわれる新語です。何により発見したかというと赤瀬川原平氏だそうです。その赤瀬川氏が「老人力」という書籍を出版しました。老人力=肩の力を抜いて生きることの大切さをユ−モラスに説いている。人間も世界ももう少しボケたほうがいいとも説いている。耄碌した、ぼけたと高齢者を侮ってはいけない、老人力がついてきたのだとも主張している。ものを忘れることは、逆に新しいものを取り入れるための活性化とも。

 同書を読んで見ませんか。いわゆる字から窺われる老人パウワ−を意味していないだけに、つまらないという人、身につまされる人、成る程という人など分かれるのではないかと思います。

 

 

    発言番号:430( 429のコメント)

    発言者  :権藤  卓也

    題名    :老人力

    登録日時:98/09/25 06:40

 

 老人力というのは知りませんでした。我々もそろそろ老人力がついてきているのでしょうかね。

 ところで、本屋の店頭で老人力の本を見かけましたのでお知らせします。

 

「老人力」  赤瀬川原平 著 筑摩書房

       98年9月発行 本体価格1500円

 

☆ とはなんだろう?

 ろうじん・りょく〔老人力〕

  物忘れ、繰り言、ため息等従来、ぼけ、ヨイヨイ、耄碌として忌避されてきた現象に潜むとされる未知の力。

 −−がついてきた〔老人力−〕

  ぼけ、ヨイヨイ、耄碌の婉曲表現。「近頃、すっかりあのアレがついちゃって、どうも思い出せない、何ていったかねえアノ…」「−−ですか?」「そうそう−−、−−。どうしてわかったの?」

  (かぞえ方)一本。

「老人力のふしぎ」 赤瀬川原平 著  朝日新聞社

      98年10月発行 本体価格1400円

 

☆ 答えはこちら

   アリガタイものです

   素材=赤瀬川原平

   発見者=藤森照信+南伸坊

   研究者名簿:赤瀬川原平、阿川佐和子、秋山祐徳太子、えのきどいちろう、ジャイアント馬場、東海寺さだお、種村季弘、長嶋茂雄、ねじめ正一、日高敏高、藤森照信、ポール牧、南伸坊、村松友視

    (☆ は本の帯に書いてある情報です。)

 

 

  発言番号:438(429コメント)

    発言者  :村瀬  敏哉   

    題名  :老人力を読んで

    登録日時:98.10.01.20:19

 

 山之内さんのご紹介及び権藤さんのご丁寧なインフォーメーションにより早速本書購入読み終わりました。本やに行きまして本を探すのが苦手なので吉祥寺伊勢丹の本やで女性店員に頼みましたら直ぐ持ってきて呉れました。何処に有ったか聞きましたらベストセラーの所だとの事で帰りに見ましたら小旗迄立って居り大変売れて居る様です。200ページほどの書籍で字も大きく又紙も厚く大変読みやすい内容です。

 皆様の中では若い方ですがごたぶんに洩れず物忘れが激しくなって居ります。

 お会いした方のお名前はその後何かのお付き合いが続かない限りまず覚えられませんし コンピューターを使うせいもあり漢字は読めますし又誤字も判りますがいざ書こうとすると出てきません。コンピューターの本で参考になる事が書いてあっても直ぐに切り取るか何か印を付けて置きませんと後で必要になった時に見つからず大騒ぎをしております。

 又本を読むとき以外は眼鏡を使用しないためつい怠けて物事を取り進めていろいろ失敗を重ねてます。先日も眼科医に行きまして診察券を出しましたら之はうちのではないと言われよく見たら整形外科医のものでした。と言うな事でボケにたいし劣等感を持って居りました所で本書を読み山内さんも言われて居る様に老人力と読み替えれば決して悪いだけでは無いと自分に言言い聞かせられそうです。

 この本の中には著者がカメラきちがいらしく 当財団の巌某が提唱され目下進行中の東海道五十三次を”路上観察学会”でやられたらしく諸処に著者の撮影したスナップ写真が入ってます(但し風景などではなくヒビの入った壁とか京都三条大橋の欄干に詰め込まれたたばこの吸い殻等)

 さてDOCOKAIの件ですが今まではボケ防止の為コンピューターをやろうとお誘いしてきましたが老人力が発生しましたためキャッチフレーズに困りました。何か有りましたら入れ知恵して下さい。

之からも何か為になる本が有りましたらご紹介下さい。

 

 

     発言番号:457(429のコメント)

     発言者  :巌   隆吉

     題名    :老人力 

     登録日時:98.10.19.19:09

 

  老人力とは何か?

  われわれシルバーが物忘れすることを「老人力がついた」という理屈。一寸まことに奇妙な理屈をであるがそのことにより活性化するのだと前向きに考えると成るほどとも思う。

  また、豊富な技術や知識、経験を持った高齢者の力を結集しての所謂、老人パワーの「老人力」という考えもあるが、現在赤瀬川原平さんが取り上げいる「老人力」というのはそういうものではなく、自然体の老人そのままのあり姿こそ大事だという。即ち、もの忘れすることによりかえって新しいパワーが生れるのだ。

  先般來、山内さん、権藤さん、村瀬さんのこのことについての記載は、今まで私も何のことやら皆目判らなかったが、今般村瀬さんより「老人力」を権藤さんより「老人力のふしぎ」と10月23日号の週刊朝日をそれぞれお借りして読み、何とかおぼろげながらその「老人力」なるものを漸く理解することが出来た。

  委細はその本を読むと大凡のことは判るのだが、まとめとして私なりに考えて見たい。確かに加齢とともに記憶力は大幅に落ちる。そのことにより、一切の無駄を取り除き逆に本質を掴むことが可能。それにより判断力については進むのではないかとも思う。パソコンでも、ハードの中からも不要なものを捨てないと新しいものが入らない。また、ハード自身も時々故障するのと同様、われわれの脳も同じだなと思えば良い。さらにメモリーもあんまり大きなものは無理なんだと思えば、これからの人生も気楽に過ごすことが出来よう。先ずは物忘れを苦にしないことだ。

  人間は年とともに物忘れ(ボケ)が進みそれが100%になると、死を迎えこの世から去らねばならない。それは逃れることの出来ない鉄則だ。

  その過程の中での「老人力」とは、ある面では日本的な「侘び寂び」の思想で禅の「無」に通ずる面もあるようで、「霊的な存在」ともいい頭を真っ白にした直感力にも通じるようだ。長嶋や稲尾、そしてジャイアント馬場が勝負に勝つためには「無心」でないと駄目だと言っているがそのような若い人にも「老人力」があるのだと説いているのには共鳴したい。その点では、恥をかくというようなことを考えない無心の境地こそ「老人力」だろう。

  最近テレビを見て感じたのだが、黒沢監督は得心の行く映画を作るには、「先ず捨てて選ぶ」といい、ショパンも、北斎の浮世絵を特に好んだというがそれは無駄を無くして本質だけの絵であるからという。まさにその通り自然体によって流れに乗り本質を突くことこそ「老人力」の「老人力」たる所以であろう。

  もの忘れもボケもありのまま、そして「老人の敬われる社会」「老人は家の守り神」という社会を何ら構えることなく自然体で作り上げることが出来れば、将来の日本にも大きな期待が持てよう。

  村瀬さんが巌某氏の五十三次と書かれているが、台風で遅れていた五十三次の、島田〜大井川〜金谷の宿を明20日歩くことになった。

  「老人力」発祥の地、五十三次を歩き「老人力」の本に挿入されている路上観察学会の愉快な写真にもあやかって、楽しくしかも自由な自然体の旅で、私の「老人力」を活用したいと思っている。

 

 

      発言番号:512(429のコメント)

      発言者  :権藤  卓也

      題名    :老人力その後

      登録日時:98.12.03.17:16

 

 10月19日の巌さんの「老人力を読んで」のコメント(#457)は興味深く拝見していましたが、その後東京新聞の文化欄に赤瀬川氏が「その後の老人力」としてエッセーを載せています。これについて、翌々日の東京新聞の「筆洗」欄が要領よく紹介していますので、以下お知らせします。流石に筆洗氏はエッセーの要点をうまく表現していて、赤瀬川氏の原文を読まなくても、言わんとするところは尽きているように思います。「老人力」とは何かについて、赤瀬川氏もよくわからないけれど、その言葉だけが一人歩きしてしまったということで、何か後ろめたい感じも持っているようですね。

 赤瀬川氏のエッセー本文がお入り用の向きは、お申し越し下さい。

 

「筆洗」   (東京新聞 平成10年11月29日)

 

 「老人力」という言葉がはやっている。老人力が初めて活字になったのは、三年前の本紙文化欄のエッセーだった。作家にして画家の赤瀬川原平さんが書いた。〓「路上観察学会」の仲間でベトナムに行ったとき、出てきた言葉だそうだ。この「老人力」の発展ぶりを、当の赤瀬川さんが新しいエッセーで語っている(本紙文化欄「頭のバブル崩壊−その後の老人力」)〓最初は、年をとってボケてきたのを「老人力がついた」と面白がっていた、いわば仲間うちの冗談だったのだが、新聞に書いたところ不思議に反応があった。月刊誌での連載が始まり、本にまとめられて、どーんとひろがった。〓ちょっとした新語が、新聞、雑誌、本とメディアをかえるごとに力をつけ、ひとり歩きしていくのが面白い。「老人力の著者によるサイン会」などとまじめにやられると「こんな冗談を世の中がまじめにやっていいのか」と思ったりもしたらしい。〓ここまでくると、もう止まらない。最初は冗談であっても、それが人を元気づける言葉になってしまうのには、それだけの社会的背景もあるのだろう。そもそも、冗談というのはユーモアに通じ、人を楽しませる力がある。〓まず仲間うちで「受けた」こと自体、力の証明である。仲間うちで受ける言葉が、もののはずみで出てくることは、よくあることだ。存外、世の中に出してみたら、流行語になるのかもしれない。〓「老人力とは何なのか、よくわからないのが不思議なところで、ぼくにとっても魅力がある」と当の赤瀬川さんがいっている。

 

 

    発言番号: 549( 429のコメント)

    発言者  :松本  喜一   

    題名    :老人力  

    登録日時:99.1.21.24:19  

 

 113日〜117日の朝日新聞の家庭欄に4回にわたり「21世紀の老人力」が掲載され、大変興味深く読みましたので、概要を紹介します。

 

1.よく遊べ

  若い日のあこがれ実現のため、オートバイに熱中したり、フオークダンスをしたり、山歩きの会に入ったり、ピアノを習ったり、水泳をはじめたりその他ボーリング、カラオケ、音楽鑑賞等枚挙にいとまありません。

  共通して言えることは、友達が沢山できた。健康にいいし、気持ちがおしゃれになった。余暇の過ごし方で心身ともにリフレッシュできたと一様に礼賛しております。

 

2、定年なんて

  労働省の調査によると、6569才で引退を考えたことがある男性は63%いるが、引退希望年齢は71・4才と高い。50代では6割が65才引退を希望しているが、その年になると「もっと働き続けたい」と思うようだ。

  働く動機も65才を境に経済的理由」が減り、生きがい」「健康上の理由」が増える。長引く不況で現在は60才定年が一般化している。年金財政の悪化から年金支給年齢が65才を検討しているようだが、定年後65才迄どうつなぐか大問題である。

 

3、食の楽しみ

  入れ歯で生活が変わった、今まで硬いものは駄目、食事もおかゆ生活になると気力も衰え口数も減った。ところが入れ歯で生活が劇的に変わった。

  年寄りの楽しみは、「お風呂と食事、本当に食べたいものを食べる」食べることにより人間活力がつくものである。

  食べるだけでなく、作る楽しみを味わう人も増えている。56才ー64才を対象にしたある調査では、男性の5人に一人、女性の5人に二人が、作るのが楽しいと答えたそうである。

 

4、電脳使い?

  パソコンで家族や孫の写真付きメール」を作成大変喜ばれている。デジタルカメラを駆使しパソコン通信をおこなう。

  利潤と効率に支配された時代には、そのために使われがちだったコンピューターも老人力の時代には、のんびりと本当に自分の人生の充実のために使う道具になりそうだ。

 以上朝日新聞の21世紀の老人力」の概要であるが、まさに我々ダイヤネットワークの面々が良く遊び、良く食べDOKOKAIを中心にしてパソコンの勉強実施していることを指しているような気がしてなりません。皆さんこれからも充実した生活を楽しみましょう。