8.パリ-

 

  発言番号:

    発言者  :巌隆吉

    題名    パリ-地下鉄にスリ-その対策

    登録日時:96/10/12  18:10

 

  皆さんの紀行文を楽しく読ませて戴き感謝しています。

  未だ次々と載せて戴くよう(樋口さんの次回も)で楽しみにしております。今も深沢さんと太田さんが東欧に行っておられ、この15日頃お帰りのことと思います。その紀行文も期待しております。

  さて、昨日NHKの絵画教室のクラスメートの中年の奥さんから聞いたのですが、旅行の3日目、パリの地下鉄の中でスリにやられて、旅行費用の現金とカードをすっかり盗られた由。警察に届けても言葉が、判らないのに調書を取られて、その後の旅行は全くの緊縮財政で、過ごしたとのことです。

  幸い航空券とパスポートは別にしておったので、助かったとのことですが、カードは2〜3日後仮発行が出来た由。

  そのスリの手口は、白人の若い美女がとにかく寄って来て途中で、腕を取って時計を見たいとの仕草をして、次の停留所で彼女は急いで降りたそうで、抱きかかえていたハンドバックが軽いので若しやと開けて見ますとその中に入れていた財布が無いのに仰天、すぐに警察に行き手続きをした次第。

  抱きかかえていたハンドバックのファスナーは、閉めてあり、どのようにして盗られたのか皆目判らなかった由。

  本人は年に4〜5回海外旅行するベテランなので、充分注意していたのに、この始末でガッカリしておりました。

  スリ対策としては、出来るだけ盗られにくいところに金を入れておくことと、万が一盗られても困らないように大事な物は分散しておくことと、あまり多くの荷物を持たず、貴重品に注意を集中しておくことと、盗られてもすぐ処置出来るように例えば、カード会社の連絡先等を記載しておくこと等注意しておくことが肝要と申しておりました。仮カードの発行が出来たのは、せめての救いだったとのことです。

  男性は、若い美女には弱い(秋里さんの旅行記によれば)のですが、女性も弱いのだなと大笑いして、命があったのだから良かったと彼女を慰めた次第です。

  私も国内で2回スリの被害がありますが、海外では、旅行頻度が少ないためもあり、スリにはやられておりませんが、搭乗手続き後の搭乗券を落として困ったことはあります。

  皆さんも花のパリを含め海外にはには、良く行かれると思いますが、くれぐれもご注意下さい。

  まことに老婆心とは、思いますが、最近の生のスリ問題を記載させて戴きました。

 

 

  発言番号:00042

    発言者  :深澤 龍一

    題名    :パリ地下鉄にスリーその対策

    登録日時:96/10/30  09:54

 

 私のお話は人様の事でなくてお恥かしいながら私自身の体験でございます。

  例のスペイン巡礼の旅の最後に先般も御披露致しました通り、帰国の前日マドリードの中心街シベレス広場で、案内してくれた同地居住の加藤画伯が交差点での別れ際に、「この辺りはスリが多いからから充分注意するように!」との忠告を受けて、「判りました」とばかり午後4時を少し廻った春の陽射しの暖かい繁華街「アルカラ通り」の人ごみの中を、仲間のおばさん達がはぐれてはいけないと、私は5人のグループの一番最後から皆さんの後ろ姿を追っておりました。

  画伯と別れて1〜2分の後、”チャリーン”と大きな音がして私の前に大きなホールダーに付いたこれも10センチ近くある「キー」を誰かが落したようでした。「アレッ!」と私が下を向いた時、一人のアラビア風の男がそのキーを拾おうと私の針路を妨げるように四つん這いになって私の前を遮りました。そして、私の左脚に絡み付きながらキーを拾う様子でしたが、絡み付かれた私は気味悪くなって懸命に足を振って絡んだ彼の腕を払うのに懸命でした。やつと彼が手を離したのでヨシヨシとばかり仲間の後を追いましたら、向こうから来た現地の老婆が何か私に話し掛けていましたが、スペイン語の判る仲間の一人が「スリにやられていないか?」と言っているとの事で、ズボンの後ろに手をやったら見事に無くなっていました。画伯から注意を受けた2分後の話で、寧ろ見事にやったスリに拍手を贈りたい心境でした。というのも、幸い帰る前で中身は日本円で千円分のペセタ札一枚しか入っていなかったからそんな呑気な事もいえるのかもしれません。(中身よりも寧ろ義母の形見のワニ皮の「財布」の方が惜しかった)

  その夜、打ち上げの席で加藤画伯に報告しましたら、「キーを落すのも彼等の手口と言っとけば良かったですね!」と大変残念そうでした。彼等は「芝居をする奴」、「実行犯」、そして「見張り役」3人一組だそうです。マドリードはモロッコ辺りからの出稼ぎも多くてとても「治安が悪い」のだそうです。

  「ズボンの後ろなんかに入れておく奴が悪いよ!」と巌さんの声が聞えるようです。「ご尤も!!!」。

  事のついでにだいぶ前に会社の仲間から聞いた「パリの地下鉄内のスリ体験」は、夕暮れのラッシュ時の地下鉄内で彼は奥様と二人で吊り革に捉まって立っていたら、一人の男が奥さんとの間に割り込んできたので変だなの思っているうちに、両脇と後ろからイヤに押されて彼はそちらに神経が向いていたと言います。やがて次の駅に着いて彼等は降りて行って「ヤレヤレ」とホッとしました。そしてドアが締まって窓の外に目をやると、プラットフォームで先刻の男が二つ折の財布を彼に向かって振りかざしていたそうです。「シマッタ!!」。でも、最早後の祭りでありました。幸いパスポートや大金は体に括りつけていたそうです。

  そう言えば、今回の「東欧の旅」で添乗員が言っていた言葉を改めて思い出します。「皆さん、国境を越える時はパスポートが要りますが、その時は人肌でほのかなぬくもりの有るパスポートを出してくださいね」と。皆さんもどうぞくれぐれも御用心、御用心。