(2)電子会議室運営

  「パソコン通信をツールとした企業退職高齢者の生きがいづくり」活動は、往々にして、パソコン通信そのものへの参加が全てかのように周囲の人たちから言われることもあった。しかし、実際そこに参加した人々の言動は、後述する「企業退職高齢者の生きがいづくり−参加者の声−」からも読みとれる通り、パソコン通信を情報提供、交換の手段として活用しつつ、年齢を感じさせないほど闊達な行動力のもと、様々な場面に積極的に参加し、そこにそれぞれにとって意義のある「生きがい」を見いだしたことを示している。

  以下に、「生きがいの母胎」とも形容される電子会議室の概要を紹介する。また、これら電子会議室に掲載されたものの内、主なものは「活動記録集」に収録した。

 

1)電子会議室「調査研究会」

  研究会活動の一つである「調査研究会」活動の成果を発表する場として開設し、当該研究会メンバーが収集した情報の開示を主体に活用した。

 

2)電子会議室「シニア・ハッピーライフ研究会」

  定年後のシニア、及び退職準備を考えているシニアという切り口からテーマ追求を行うこととしたので、電子会議室も同テーマに添う形で2つの会議室を開設した。前者はシニアの生活や生きがいに関わる情報収集とその開示、後者は参加者の体験事例を基にこれから退職する人にも参考になる情報提供が中心になっている。

 

3)電子会議室「おたのしみ編集室」

  電子会議室「井戸端会議室」に掲載された話題は多岐にわたっている。情報として活用するために、また、「活動記録集」編集の上にも話題別に整理する必要があったことから、井戸端会議室掲載記事の分類、整理基準及び編 集技術の検討など、関係者が情報交換する場として活用した。

 

4)電子会議室「生き生き創生広場」

  研究テーマには、「企業退職高齢者の社会参加支援」も含まれているという認識で、一つはシニア・ハッピーライフ研究会が取りくんだ退職準備を考えているシニア向け情報提供がある。更に、ダイヤネットワーク参加者自身が生産的社会参加を企て、活動展開するものに、直接的に働きかけ、支援していこうとの考えで開設したのが当会議室である。

 

5)電子会議室「社会参加コーナー」

  会員自ら体験した社会参加の報告や会員にとって有用と思われる社会参加関連情報を会員雄志が自発的に掲載する場として活用した。

 

6)電子会議室「イベントコーナー」

  会員が参加しているボランティア活動の開催案内、当財団主催の講演会開催案内、後述する「国際高齢者年NGO活動−エイジングメッセin早稲田」参加協力の呼びかけなど、ダイヤネットワーク活動の内或いは外の活動で、会員に有用であり、刺激になりと思われるイベント開催や実施状況報告などを行った。

 

7)電子会議室「交流コーナー」

  会員の()弔に関わること、囲碁会など自主活動の開催案内や結果報告などに活用した。

 

8)電子会議室「井戸端会議室」

  特に話題、テーマを限定せず、会員の思いつくままを自由に掲載する場として、あたかも井戸端で四方山話に花が咲くがごとくを期待しものである。結果は当会議室に対する発言が最も多く、話題も多岐に亘った。発言は「お楽しみ編集室」担当メンバーが編集作業を進め、活動記録集に収録した。

 

9)電子会議室「掲示板」

  運営委員会報告の掲載をはじめとして、お知らせ的なものの掲載が主体である。運営委員会報告を後で読み返してみると、ダイヤネットワーク取組の準備段階から具体的活動への移行など、興味ある内容となっている。

 

10)電子会議室「パソコン活用術」

  取り上げられた話題は、大きく分けて3つのジャンルからなっている。一つはインターネット、ホームページの利用情報の提供であり、次に、パソコンハード或いはソフトのトラブル解消法、ハードの改良体験談など、第三は、デジタルカメラなど新たな話題を取り上げたもの等である。

 

11)電子会議室「練習室」

  電子会議室に意見掲載するには、ある程度慣れるまでの練習期間が必要だという意見が多く、特に始めての人が、まとまった記事でなくても掲載してみることのできる会議室として開設した。その後パソコン技術勉強会「DOCOKAI」の席上、参加者が試し掲載するコーナーと活用された。